赤ちゃんが生まれてから、ふと「温泉に行きたいな」と思う瞬間、ありませんか?
けれど現実は、ミルクの時間、泣き声、おむつの処理、荷物の多さ。
家族旅行のハードルは、想像以上に高く感じてしまうものです。
とはいえ、育児中のリフレッシュは親にとって必要不可欠。
そして、家族で過ごす時間が何よりも貴重だと気づかせてくれるのも、旅の力です。
赤ちゃんが一緒でも、心からくつろげる宿はあるんです!
そこで今回は、関西エリアで「赤ちゃん歓迎」を本気で掲げる温泉宿を厳選してご紹介します。
電子レンジやベビーベッドはもちろん、部屋食や貸切風呂など、子連れ旅の“本音ニーズ”に応える施設だけをピックアップしました。
ページ目次
赤ちゃん連れ温泉旅、意外とハードルが高い理由とは?
赤ちゃんと一緒に温泉旅行へ——想像すると心が和むものの、実際に出かけるとなると不安が先に立つという声は少なくありません。
公共の場で泣いてしまったら?
離乳食の温めはどうしよう?
おむつの処理や寝かしつけの場所は?
そんな悩みを抱えるパパ・ママたちは少なくないはずです。
「赤ちゃん歓迎」とうたっている宿でも、その実態は千差万別。単に「おむつ替えシートがある」だけで“赤ちゃんに優しい宿”とされていることもあり、口コミや事前情報の見極めが必要です。
心からくつろげる旅をするには、設備だけでなく、宿の姿勢やスタッフの理解も重要な判断材料になります。
赤ちゃんと一緒の宿選びの基準!親目線でチェックすべき5つのポイント
赤ちゃんとの旅を快適にするために、以下のポイントを事前に確認しておくことをおすすめします。
①電子レンジの有無
離乳食やミルクを温められる設備があると、圧倒的に安心感が違います。部屋にあるのが理想ですが、フロントや共用スペースでも構いません。
②授乳・おむつ替えスペース
宿に多目的トイレや授乳室があるかは、外出先でも安心して過ごせるかどうかの目安になります。
③ベビーベッド・バウンサーの貸出
寝かしつけの環境が整っていないと、親も子も落ち着けません。予約時に無料貸出が可能か確認しておきましょう。
④部屋食または半個室の食事処
赤ちゃん連れでの食事は周囲に気を使いがち。周囲との距離がある食事スペースなら、家族みんながゆったり過ごせます。
⑤泉質と温度
強い成分のある温泉や高温の湯は、赤ちゃんには負担になることも。やわらかく肌に優しい泉質、または加水対応している宿を選びましょう。
【関東】乳幼児OKの温泉宿5選|赤ちゃん連れでも安心できる!
関東圏にも、赤ちゃんと一緒に安心して泊まれる温泉宿がしっかりと存在します。
電子レンジの有無やベビーアメニティの充実度など、「親がラクできるか」を基準に選ぶことで、旅の満足度は格段に高まります。
ここでは、赤ちゃんとの旅行デビューにも安心な、関東のおすすめ温泉宿を5つ厳選してご紹介します。
① 群馬県・伊香保温泉「ホテル天坊」
伊香保石段街からも近く、観光と温泉のどちらも楽しめる人気宿。
従業員の対応が丁寧で、赤ちゃん連れにも理解があります。
- 電子レンジあり(共用スペース)
- おむつ用ごみ箱完備
- 貸切風呂/バウンサー・ベビーチェア無料貸出
② 栃木県・那須温泉「ホテルエピナール那須」
リゾート施設としての楽しさに加え、子育て世帯への細やかな配慮が魅力の大型ホテル。
子どもの年齢に合わせたアメニティが用意されており、初めての旅行にも安心です。
- 全客室に加湿器&空気清浄機完備
- 離乳食用電子レンジあり
- ベビー用アメニティ(食器・おむつ袋など)を部屋に設置
③ 神奈川県・箱根湯本「ホテルおかだ」
老舗ながら子連れへの配慮も行き届いており、赤ちゃん連れの温泉デビューにぴったりです。
赤ちゃん歓迎プランでは、ベビー用寝具や加湿器がセットになっています。
- 離乳食の温め対応可(スタッフに依頼)
- 貸切風呂のバリアフリー対応
- 部屋食または個室食事プランあり
④ 千葉県・鴨川温泉「鴨川館」
太平洋が一望できる絶景の温泉宿。
赤ちゃん用アメニティが充実しており、ママ目線のサービス設計が魅力です。
- ミルク用調乳ポット・哺乳瓶洗浄セットあり
- バリアフリー対応貸切風呂あり
- 湯温計・ベビーバスチェアなどの“温泉デビューセット”付き
⑤ 山梨県・石和温泉「華やぎの章 慶山」
駅近でアクセス抜群。
静かに過ごせる和室中心の宿で、赤ちゃんものびのびと過ごせます。
- 電子レンジあり(事前予約で部屋設置も可)
- ベビーベッド・バウンサー貸出あり
- 畳の和室でハイハイしやすい空間
このように、関東にも「赤ちゃんと一緒でも安心できる宿」は数多くあります。
旅の準備はもちろん大切ですが、宿選びさえ間違えなければ、親も子も心からリラックスした時間が過ごせます。
次の家族旅行は、温泉デビューも兼ねたやさしい旅にしてみてはいかがでしょうか。
おすすめ!関西の乳幼児OK温泉宿5選
1. 滋賀・おごと温泉|湯守 ひなた屋
部屋食・電子レンジ完備・バウンサー貸出あり。静かな湖畔の宿で、家族だけの時間を大切にできます。おむつ処理用のごみ箱も完備され、スタッフのホスピタリティも高評価。
2. 有馬温泉|ねねの宿 有馬
金泉の湯を貸切風呂で楽しめる宿。赤ちゃん専用のアメニティ(ベビーソープ、湯温計など)も充実しており、初めての温泉旅にぴったり。離乳食持ち込みOK、温めもスタッフが快く対応。
3. 兵庫・城崎温泉|湯のや つばき亭
外湯めぐりで有名な城崎ながら、赤ちゃん連れには難しいと敬遠されがち。でもここは違います。館内に赤ちゃん用貸切風呂あり。ベビーカーでの館内移動もスムーズです。
4. 和歌山・南紀白浜|白浜しららの宿 海音(かいね)
バリアフリー設計とベビーベッド完備。さらにミルク用のウォーターサーバーが各階に設置されており、深夜の授乳も心強い。小児科と提携した安心サポートが特徴。
5. 奈良・十津川温泉|山の湯 ふたば荘
標高の高い山間部にありながら、赤ちゃん連れへの配慮が徹底された宿。電子レンジ・加湿器・ベビー布団すべて完備。温泉はぬるめで、親子一緒にゆっくり浸かれます。
赤ちゃんとの温泉旅行をもっと楽しむために
到着してから慌てないためにも、次の準備を事前にしておくと安心です。
- ・宿泊先に赤ちゃん用品の有無と貸出条件を確認
- ・当日は離乳食を2食分多めに持参
- ・ベビーカーと抱っこひもを併用
- ・母子手帳と保険証は必携
チェックイン後は、すぐに施設内の動線を確認しておくとスムーズです。
泣き声が響かない客室や、夜間も授乳できる照明環境など、実際に滞在してみないとわからないことも多いからこそ、最初の数時間がカギになります。
まとめ|“親がラクする”ことが、子どもにも優しい旅になる
赤ちゃんとの旅行は、ただの移動ではなく「家族の新しい挑戦」です。
不安もあって当然ですが、宿選びさえ間違わなければ、そのハードルはぐっと下がります。
親が安心できる環境でこそ、子どもものびのび過ごせます。
「泣いてもいい場所」「温められる環境」「一緒にお風呂に入れる安心感」。
それらはすべて、旅の満足度を大きく左右する要素です。
関西には、そうした“親子の気持ちに寄り添う宿”が確実に増えています。
今しかできない、小さな家族旅を、ぜひ心から楽しんでください。