英語を話せるようになるにはたくさんの英語の音をインプットし、同時にアウトプットするのが肝心です。
聞いた英語を声で再現するシャドーイングを実践するのにいろんなテクニックがあります。
わかりやすく、まとめてシャドーイングのコツを紹介しますね。
<スポンサーリンク>
ページ目次
オーバーラッピングとパラレル・リーディング
本格的にシャドーイングの猛特訓をする前にオーバーラッピングで練習する。
オーバーラッピングとは日本語に訳すと『覆いかぶせる』、つまりテキストを見ながら、自分の声を音声にかぶせる!
同じパラレル・リーディング(シンクロ・リーディング 同じスピードで音読)を行います。
音声を聞きながら、スクリプトを音読していくということです。
シャドーイングは音だけなので、マネをするにも難しいですが、話している内容が書かれた台詞があれば聞き取りやすいです。
ハリウッド映画を英字幕、またはスクリプト(台本)を見ながら、オーバーラッピングしてみるのもいいです。
PS:声に出し続けることをアウトラウド・イングリッシュ(Out loud)と言う!?
<スポンサーリンク>
サイレント・シャドーイングとマンブリング
一人で小声でつぶやきながら、シャドーイングすることを『マンブリング(別名:妄想スピーキング)』と言います。
ネイティブスピーカーが目の前にいると仮定して、会話内容を独自に設定する!
または映画や海外ドラマの台詞を一人二役の会話形式(ダイアローグ)で妄想スピーキングしながら猛練習!
一人つぶやきイメージトレーニングで、とにかく英語を話しまくりましょう。
声は出さず、頭の中でシャドーイングすることを「サイレント・シャドーイング」と言います。
中には口元も動かしてはいけないと指導する人もいますが、個人的にはサイレント(無音)で、口元を動かした方が口の動きでも覚えられるので、オススメです。
追伸:他にもパラフレージング(paraphrasing)という自分の言いやすい言葉に言い換えるトレーニングもあります。
ただ今の段階では必要ないため、知識として知っておくだけでいいでしょう。
<スポンサーリンク>
記憶を保持するスラッシュリスニング
シャドーイングである程度、英語を英語で理解できるようになった!
中級から中級レベルのリスニングになるにつれて、文脈が長くなり、次から次に新しい情報が入ってくる・・・
するとリテンション(記憶を脳に保持する)しないと会話についていけなくなる。
結果的に途中で集中力が切れる・・そんな悩みはありませんか?
あります!
この悩みを解決するのが「スラッシュリスニング」。
プロ通訳養成メソッドとしても有名な学習法で、意味がわかる文を一区切り(『/』スラッシュ)で聞き取る。
長い文は途中、ちょっとだけ間が空く瞬間がある、それがスラッシュするタイミングです。
私はスラッシュの時、軽くうなづき、リズムとして体で覚えました。
外国人の基本的な話し方の流れは『問題提起⇒結論⇒理由他』。
結論を先に言って、なぜなら~と理由や補足説明と続くので、特徴を知っていると理解しやすくなります。
またリテンション能力アップの上級編として、シャドーイングした後にリプロダクション(オウム返しした内容をもう一度繰り返す)する方法もあります。
知識として覚えておきましょう!
個人的には面倒くさいので、とにかくシンプルに抑揚も真似する物まねスタイルが簡単だと思います。
<スポンサーリンク>
PS:ユーキャン『スピークマスター』教材の監修者 東海大学 中山千佐子教授、諏訪東京理科大学 脳科学者 篠原菊紀教授も口、舌の動き、イントネーション、音の強弱を自然に記憶できるシャドーイング学習メソッドを奨励しています。
シャドーイングをネイティブが添削するQRIPT
シャドーイングをネイティブがチェックする面白い英会話レッスンがあります。
それが『QRIPT』。リスニング音声を真似して録音。
すると約3日間でネイティブが赤ペン先生のように添削してアドバイスしてくれる!
でも月額2,500~6,000円はちょっとキツイ。
そこまでやらなくてもいいかな?
ちなみに他のシャドーイング練習法で安倍一先生(英語総合研究所)の実践的な英会話メソッド『1秒以内に繰り返すone shotリピートメソッド(1秒返し発声練習法)』があります。
yoshiの英会話教材ワンショットリピートメソッドも安倍先生が監修しています。
参考記事⇒yoshiの日常英会話ネイティブフレーズ(EEP)
必読の人気記事⇒英語シャドーイングの正しいやり方でスピーキングとリスニングが上達
<スポンサーリンク>